こんにちは。
今日は肩の症状について
四十肩や五十肩の多くが筋緊張によって起こります
四十肩や五十肩は単なる肩こりとは異なり、ある日突然、痛みが出て腕を動かしづらくなることが特徴です。
ただ、実際には長年の肩こりなど、筋緊張の結果として起こるケースが多いものです。
ですが、まれに耐えがたい激痛が現れるタイプもあります。
【強い痛みを伴う四十肩や五十肩】
四十肩や五十肩のことを医学的には「肩関節周囲炎」と言いますが、中でも、肩関節の変性が起こり、関節部への石灰沈着が進行するタイプを「石灰沈着性腱板炎」と呼んでいます。
石灰沈着性腱板炎を発症した場合、激しい痛みのために睡眠を取ることもままならなくなります。
原因はよく分かっていませんが、医療機関で痛み止めなどの処置を行うことは可能です。
【一般的な四十肩・五十肩の原因】
一般的な四十肩や五十肩の原因としては、次のようなことが挙げられます。
◆肩関節周囲の炎症
慢性的な筋緊張からの筋線維断裂により、肩関節の周囲に炎症を起こすことで痛みを生じている場合です。
髪を結ぶ動作やシャツを着る動作、腰に手を当てる動作に対して制限が加わり、重い症状だと肩や腕を動かすだけでも痛みを生じます。
◆身体の固さ
もともと身体が硬い人の場合、関節の可動域が狭いため、四十肩や五十肩を発症しやすくなります。
【四十肩・五十肩の症状の推移】
四十肩や五十肩の完治までの期間には個人差はありますが、平均して1〜3年かかると言われています。
その理由は四十肩や五十肩に3つの期があるためです。
まずは炎症期、文字通り肩関節の周囲に炎症を起こし、腕を動かすと鋭い痛みを生じます。
次に拘縮期、肩関節の可動域が狭くなります。
最後が解氷期、徐々に可動域が回復に向かい痛みも可動域も正常近くまで回復します。
四十肩・五十肩を発症した場合の改善法や対処法
四十肩・五十肩には3つの期があるので、その時々に応じた対処法が求められます。
また、接骨院・整骨院の施術を受けることで、回復までの期間を短くすることが期待できます。
【四十肩・五十肩への対処法】
四十肩・五十肩を発症した場合、症状変化に応じた対応が必要です。
◆炎症期
炎症期には激しい痛みがあるため、腕を動かす時はもちろんのこと、安静にしていてもズキズキと痛みます。
そのため、痛みが出ない姿勢を探し、安静にしていることが一番です。
お風呂で温めることも控えましょう。
◆拘縮期
四十肩や五十肩が拘縮期に入ると、強い痛みは収まってきますが、肩関節を動かしたときの痛みや稼働制限は残ります。
ただ、この時期に肩関節をしっかりと動かしておくことで、回復までの期間を短縮することが可能です。痛みに耐えられる範囲でしっかりと動かし、お風呂でゆっくりと温めましょう。
◆解氷期
解氷期は文字通り、四十肩や五十肩の「雪解け」を迎える時期です。
痛みがほとんどなくなり、稼働制限もかなり改善します。
拘縮期に続き、しっかりと動かすよう心がけましょう。