年末は特に急性腰痛(ぎっくり腰)で来院される患者さんが多い時期です。
それは
大掃除で腰を痛めた。
餅付きで痛めた。
帰省で長距離の運転で腰を痛めた。
というケースが多いです。
大掃除で腰を痛めるのはどういう時なのか?を説明します。
雑巾かけをして
草むしりをして
窓ふきや天井を拭いて
家具などを持ち上げて
1と2は腰椎の後弯(背骨の腰の辺りが後ろに丸くなっている)が原因
3と4は腰椎の前弯( 〃 前に反っている)が原因
短時間ならまだしも、長時間このような同じ姿勢をとっていると腰椎の内圧が高まり周りの筋肉の緊張が強くなるのです。
ギックリ腰というと物を持った瞬間に突然の痛みに襲われた。ということを考えますが、来院された患者さんに聞くと、「午前中に掃除をして夜お風呂に入る時に痛めた。」というようにちょっとした時間差で腰痛に襲われるケースも珍しくありません。
ではどうしたら大掃除の腰痛を防げるのでしょうか?
腰痛を防ぐのは無理です。
普段しない動きを長時間もしていたら腰に負担がかかるのは当然です。
それでも最小限に抑えるとするなら、
あらかじめコルセットを巻いて保護しておく。
短時間毎に腰の曲げ伸ばしをする。
掃除の後にストレッチなどして筋肉のケアーをする。
物を持ち上げる時は、膝を曲げて持つようにする。
(腰を前屈みにした状態で物を持つのが、ギックリ腰の代表的な例です。)
そしてギックリ腰までではなくても、
椅子から立つときに伸び辛い。
ベッドから起き上がるのに痛みがある。
といった場合でも早めに来院し治療することが大事です。
大抵こういったケースでは「レントゲンでは異常なし」と診断されることが多いのですが、
筋肉の緊張がかなり強くなっていたり、背骨の角度が正常ではないことが多いのです。
当院では状態にもよりますが、電気治療や手技療法で痛みを和らげるための施術を行います。
ギックリ腰は当院でも得意とする治療の一つですから、安心してご来院ください。
但しもしも正月休みでどこも休みで診てもらえない時は、安静にしていると治まることがあります。
(横向きで膝と膝の間に座布団でも挟んで寝るのが一番楽でしょう。)
腰の痛みだけであれば、時間とともに改善していくでしょう
健康堂整骨院下丸子院