最近、患者さんからぎっくり腰になりそうで腰が痛いと訴えることが多くなりました。
本日は、なぜぎっくり腰になってしまうのかそのきっかけやこの時期の予防対策をお伝え出来ればいいなと思います。
まず、ぎっくり腰とは「急性腰痛」の通称で、何かの拍子に腰が痛くなる症状を指します。
腰に何かが刺さっているようにズキズキ痛んだり、立ち上がろうとすると腰が抜けそうな感覚を覚えたりするなど
痛みの感じ方は人によってさまざまです。
しびれがある場合は腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の可能性があります。さらに診察した際、背骨を叩いて痛みがある場合は
腰椎圧迫骨折の可能性があるため早めの受診を推奨します。
ぎっくり腰になってしまうきっかけとしては、腰を曲げたり捻ったり、腰にかかる負担が過剰に生じたときに起こります。
就寝中の寝返り動作によってぎっくり腰が引き起こされることもありまた、靴を履こうと屈んだ時やくしゃみをした時などぎっくり腰は些細なことで引き起こります。
ぎっくり腰が起こる要因として、次のことが挙げられます。
・筋力の低下
・柔軟性の喪失など筋緊張が起こってしまう
など色んな原因が考えられます。
これらの要因が重なり筋緊張が強くなると伸縮機能が衰えていきます。
ゴムバンドに例えると、極限まで引っ張り伸びきった状態となり、その後プチっと切れてしまいます。
筋肉も同じで日頃の負荷によって伸びきった状態が続くことでぎっくり腰になってしまいます。
「何もしていないのにぎっくり腰が起こった」という声をよく聞きます。
しかし、ぎっくり腰は何もしていないのではなく「身体のケアを何もしていない」ことがきっかけで引き起こります。
運動不足によって筋肉が弱くなり、血流が悪くなると柔軟性の低下も見られます。
では、急な腰痛にならないために予防対策を三つご紹介したいと思います。
・運動習慣
運動をすることで、筋肉の血流が促進されます。そうすることで血流不足で硬まった筋肉にも柔軟性が出てきます。
ウォーキング、ラジオ体操、軽い筋トレ、ストレッチなどがいいと思います。
当院では、EMSという機器があります。運動が苦手な方はオススメなコースです。
まずは運動習慣をつけることを意識してみてください。
・睡眠
6時間未満または9時間以上の睡眠では腰痛の発症に影響を及ぼします。
睡眠は脳や身体の休養、免疫機能の向上、記憶の整理などパフォーマンスに大きく関わってきます。
まずは十分な睡眠時間の確保をしましょう。
日中の昼寝時間としては15分~30分が好ましいです。
また、寝具の見直しをして質の良い睡眠ができる環境を整えましょう。
・水分補給
1日に必要な水分量は約2ℓといわれています。
この内約1ℓは飲水量として補給する必要があります。
水、炭酸水、麦茶などを1時間ごとに補給することがおすすめです。
朝起きたときや寝る前にもコップ一杯の水を飲むことを意識しましょう。
当院では、症状の状態を聞き、診察した上で把握して最善な治療方針をお伝えして施術をします。
お気軽にご相談ください。