こんにちは。
健康堂整骨院下丸子院です。
雨の日が続いてますが、お身体の具合はいかがでしょうか。
身体を温めてお過ごしください。
本日は野球肩について書いていきます。
野球肩は、野球の投球動作によって発症した肩の痛みを主とする肩関節傷害の総称です。投げすぎで障害として少しずつ発症していきます。
投球動作をする際に下半身の体幹の筋力が上半身に伝えるため膨大なエネルギーが肩に加わります。
野球の投球動作は、ワインドアップ期、コッキング期、加速期、リリース減速期、フォロースルー期の5相に大別され、それぞれの期において受傷原因が違います。
1相ずつ分かりやすく説明していきます。
【ワインドアップ期】
ボールがグローブから離れるまでで、特別な肩への負荷は加わりません。
【コッキング期】
腕は体の後ろで振り上げる前の動作になります。肩後方の三角筋、棘上筋、棘下筋、小円筋という筋肉が収縮し、前の関節や肩甲骨の裏側の筋肉が引き伸ばされて肩前面の痛みの原因となります。
【加速期】
手からボールが離れるまでの動作を言います。先ほどお伝えした下半身の体幹の筋力が上半身に伝えるため膨大なエネルギーが肩に加わり加速する動作です。主に広背筋、大胸筋、大円筋が収縮し、腕が肩の前方に移動するときには、肘の内側にも負荷が加わります。
【リリース減速期】
肩と腕が内側に入る動作が強調されて腕は体の前方に振り出されるため、肩後方の筋が収縮しつつ牽引されるというエクセントリックな力が生じます。よって、肩後方に痛みが発生したり、ときには肩甲上神経を圧迫(棘下筋萎縮の原因)したりします。
【フォロースルー期】
ボールが手から離れて投球動作が終わるまでを言い、腕が振り抜けて肩甲骨の外転が強調され、手指は遠心力によって血行障害を起こすことがあります。
野球肩は野球に限らず他のスポーツでも発症します。バレーボールのアタッカーやテニスのサーブ・スマッシュ、水泳のクロールとバタフライ、ハンドボール、陸上競技のやり投などでも起こります。
治療方法としては保存療法が基本になります。物理療法で治療したり、痛みを緩和する施術をしていきます。
当院ではハイボルトという電気治療に骨格調整や鍼灸治療があります。
問診をして症状を把握した上で最適な施術を提案致します。
お悩みがあったら気軽にご相談ください。