先日、足関節の捻挫のお話をしましたが、
捻挫にまつわるこんな一言をよく耳にしたことはありませんか?
「捻挫は一度やると癖になる」
捻挫は細かく言うと、靱帯損傷です。
関節の動きを制御する靱帯が損傷してしまうと、関節の動きを制御できずにいつも以上の可動域で動いてしまい違和感や痛みにつながり、そこを庇ってしまって他のところの不調につながります。
特に身体の土台となる足関節捻挫だと、どんなに受傷後の治療やリハビリを頑張っていても普段の生活で負荷をかけずに生活することは難しいです。そのため、変な歩き方の癖がついてしまったり、思うように体重をかけられなくなったりします。
また、足関節捻挫の既往がある方に見られる足根洞症候群を引き起こす可能性もあります。
立っているときや、平ではない道を歩いていたりすると足の外くるぶしの前らへんやその付近が痛かったり、足部の怠さを感じたりします。足根洞内には痛みを感じ取る神経が豊富に散在しているため、敏感なのです。特に足関節を上向き(背屈)した時に症状が強く自覚することが特徴です。
テーピングやインソールによる、足根洞の負担を軽減することは足根洞症候群にはとても有効です。リハビリによる足部、足関節周囲の筋力強化、柔軟性の改善、バランス訓練などの足関節機能を高める治療も同時に遂行していくことが望ましいです。
また、ふくらはぎの外側の筋肉群である腓骨筋群が平らではない地面を歩く際にうまく働いていないことが多いため、腓骨筋群の筋トレも有効的です。
ですが、足根洞症候群は足関節捻挫が完璧に完治していないがためにおこる後遺症です。
痛みが引いたから大丈夫とは思わずに、きっちり直していきましょう!(^^)
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健康堂整骨院下丸子院