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健康堂整骨院 下丸子院 ブログ

2022.11.01

内臓の不調について

腸内環境とは
私たちは生きていくために、日々の食事から栄養を得ています。必要な栄養分は小腸から体内に取り込み、食べカスなどの不要になったものは便として排出しています。排便はわたしたちの生活とは切り離せない大切な営みなのですが、「きたない」、「くさい」、「恥ずかしい」などマイナスのイメージが大きく、トイレですぐに流されてしまいます。しかし、便には大腸の状態を知らせる情報が、たくさんつまっています。つまり健康のバロメーターなんです。便には、「食べ物のカス」、「はがれた腸粘膜」、「腸内細菌」となっています。

腸内環境は、人に良い影響を与える善玉菌、反対に人に悪い影響を与える悪玉菌、善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方に働く日和見菌というのがあります。「腸内環境」はこれらの3つの腸内細菌のバランスで決まり、善玉菌が優勢に働いている状態を「よい腸内環境」または「腸内環境が整っている状態」とします。良い働きをする善玉菌、悪い働きをする悪玉菌の勢力次第で、腸内の健康状態は日々変わっていきます。

では、便は健康のバロメーターというけど、どうすれば健康か不健康なのか分からない方もいらっしゃいます。次はその説明をしていきます。

腸内環境の良い状態、悪い状態が分かる方法
「自分の腸内環境が健康かどうかをチェックするには病院に行かないと分からないんじゃないの?」と感じる方も多いと思います。
しかし、意外と簡単な方法で自分の腸内環境の良し悪しを知ることができます。
それは、日頃のお通じの状態を確認することです。

善玉菌がしっかりと機能している腸内環境が良い人の便は、便が黄色寄りの褐色であり、悪臭もせず、形はバナナ状になります。反対に、便から悪臭がしたり、黒っぽかったりする場合は、腸内環境が悪くなっているサインです。

また、日頃から下痢や便秘をしがちだという方も腸内環境が乱れている可能性があるでしょう。

腸内環境を整えればこれらの症状だけでなく体全体に嬉しい健康的な効果があります。

下痢と便秘
下痢は蠕動運動が活発になりすぎることで起こります。悪玉菌が作り出す大量の有害物質を早く排出しようとするのが原因で、大腸で水分が十分に吸収されず、便が柔らかくなります。体にとって悪いものは、早く出した方がよいのですが、このような状態が長く続くと、有害物質だけではなく善玉菌まで流され、腸内環境はさらに悪化してしまいます。

便秘は、大腸の蠕動運動を鈍くしてしまうのです。便秘にもいろいろ種類がありますが、弛緩性便秘(ちかんせいべんぴ)が最も多いといわれています。また、蠕動運動を支える腹筋や横隔膜などの筋力が衰え、腸内の善玉菌の数も減少している高齢の方も、便秘になりやすいといわれています。

腸内環境が整う体へのメリット
腸内環境が整うともちろん便秘、下痢になりにくくなっていきますが、それ以外にもメリットがあります。

1つ目は免疫力がアップすることです。健康を保つためには免疫力を上げることが重要です。腸内環境を整えることは免疫力の向上にもつながります。免疫とは私たちの身の周りに存在する体に有害な細菌やウイルス、ほこりや汚染物質などを排除して身体を守る機能のことです。

免疫力が衰えると風邪にかかりやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりしてしまいます。ウイルス感染にも関わってきます。実は人間の免疫細胞は半分以上が腸の中に生息しているため、腸内細菌の働きを高めることで免疫力を高められると考えられます。善玉菌は免疫細胞を活性化させ、細菌やウイルスなどの病原菌から身体を守る働きを持っています。人間の免疫力は通常20代がピークで、加齢に伴って低下していくといわれています。腸内細菌を整えることで、年齢を重ねても健康を保つことにつながります。

2つ目は太りにくい身体になります。実は腸内細菌のバランスと肥満には関連があると考えられています。肥満は主に、食事から摂取したエネルギーが使いきれず、脂肪として体内に蓄えられてしまうことによって起こります。便秘が続くと基礎代謝が落ちて脂肪が燃えにくくなるため、痩せにくい体になってしまいます。「あまり食べていないのに太りやすい……」という方は腸内環境を整え必要があります。

当院では、内臓調整コースがあります。お腹の不快感が気になる方は気軽にご相談ください。

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